2010年1月5日火曜日

2010年こそ、安全・安心に暮らせる年に

 昨年は、私が覚えのために書き始めたブログにご訪問いただきありがとうございます。

 2008年10月、はじめて、事故のあった第4種踏切(警報機・遮断機のない踏切)を訪ねてから、その後10か所ほど事故があった踏切に行きました。そして、驚いたことは、私が想像していた以上に、第4種や第3種踏切(遮断機のない踏切)の周辺には家々が建ち並んでおり、県道や国道が走り、車の交通量が多いことでした。
 
 また、昼間は、子どもやお年寄りに利用されることが多いせいか、第4種踏切で起きる事故は、交通弱者ともいえる子どもやお年寄りが亡くなる事故が多いと思われることです。

 しかし、このような第4種や第3種といった踏切での事故は、なぜ起きたのか、その背景まで十分調べられることもなく、したがって具体的に再発防止策がとられることはほとんどありません。
 事故が起きると、直後は踏切に注意喚起の看板をたてたり、学校で先生が児童生徒に踏切を渡る際には左右を良く見て渡るようにと注意するくらいです。
 
 子どもの事故が続いたら、なぜ起きるのか、子どもの目線から調べることが必要だということは、最近の事故防止の研究でも言われていることなのに、踏切事故はほとんど調査されません。
 
 また、お年寄りが踏切を渡る際、警報機が鳴ってから、遮断機が下りるまでの時間が十分でないため、渡り切れずに踏切内に取り残され、列車に撥ねられるという事故も起きています。大きな駅や公共施設では、バリアフリーが進んでいるのに、踏切では依然として、踏切道に凹凸があったり、線路と路面の間に隙間があるために車いすの車輪がはさまれ踏切内に取り残される事故も起きています。
 
 首都圏の大きな市町村や幹線道路の踏切だけではなく、地方の路線の踏切も整備する必要があります。鉄道事業者や行政は、踏切の周辺の変化や住民の要望を的確にとらえ、鉄道や踏切の設備や安全基準、運行の在り方などを検討していくべきだと思います。

 最後になりましたが、今年も身近なところにある問題に目をやり、事故を防ぐために私ができることは何か考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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