3月11日(日)始発から、運用が開始される予定で、3月9日(金)には完成を祝って、記念式典が行われる。(詳細については「JR杉本町駅東口設置推進の会」ホームページ)
駅西側にしか改札口がない杉本町駅から、開かずの踏切を通らずに駅の東側に出ることは、駅を利用する大学の先生方や学生、地元住民の方々をはじめ、多くの方がたの願いだった。
駅の東側に改札口がないため、どうしても踏切を渡って西口にまわらねばならない。しかし、ラッシュ時は列車本数が多く、踏切は遮断機が降りたままで、「自分が乗車する予定の列車が来るのに、踏切が開かなければ乗りそびれてしまう」と、踏切の前で焦るという。
台風でダイヤが乱れ、なかなか開かない踏切がさらに開かなくなり、しびれを切らして、列車が接近しているのを気付かず降りている遮断機をくぐって、踏切に入り列車に撥ねられて亡くなった方もいる。
そんな踏切事故をなくすため東口を設置し、駅をバリアーフリー化しようと、大阪市立大学で教鞭をとる先生方や学生・関係者・地元住民の皆さんが、JR西や大阪市に要望して、ようやく昨年6月から東口を設置する工事が始まった。
踏切の事故をなくすには、踏切そのものを無くすことだという。しかし、踏切を無くすための鉄道立体化を進めるには莫大な費用と年月がかかる。その間に再び事故が起きないように、すぐできる踏切の安全対策を講じることが必要だと思うし、すぐにできる対策があった。
悲惨な踏切事故が再び起きないよう、一刻も早く駅の東口設置工事が完成すること、そして将来JR阪和線の鉄道高架化が実現するようにと思う。
新しい駅舎の杉本町駅が見える。 駅の左に見えるのは大阪市立大学 (JR杉本町駅東口設置推進の会提供) |
完成間近の杉本町駅東口。右に行くと事故のあった踏切がある。 (JR杉本町駅東口設置推進の会提供) |
駅バリアーフリー化をめざし、東西口にエレベータも設置される (JR杉本町駅東口設置推進の会提供) |
《参考》
拙ブログでは、以下で杉本町駅の踏切事故と踏切を取り上げた
「踏切事故の現場をたずねて~JR西日本阪和線杉本町駅構内」
http://tomosibi.blogspot.com/2011/02/jr.html
《参考》
「JR杉本町駅東口設置推進の会」
http://homepage3.nifty.com/muratak/higashiguchi.html
FCブログ「歩こう大阪!おおさか東住吉」では、工事の進捗状況がわかる
「JR阪和線杉本町駅「東口」設置改修工事進捗状況」
http://walkosaka.blog42.fc2.com/blog-entry-392.html