報道によると、青森署は、事故の原因は、踏切の設備や構造の問題との関連は低いと見ているが、地元では踏切の危険性を指摘する声もある。
事故当時、遮断機が下りた状態で、快速電車の運転士は踏切の100mほど手前で軽乗用車に気が付き、非常ブレーキをかけ警笛を鳴らしたが間に合わなかったという。
地元町内会の会長さんは、踏切は危険だと指摘する。踏切の幅は3.3mほどで車が1台通れるほどだが、踏切の西側には線路に沿って南北に走る生活道路があり、踏切でT字に交差する。そのため、踏切内で一時停止をせざるを得ず、危険だという。また、生活道路と踏切との境界の高低差を埋めるためコンクリートで埋めた急こう配も問題だという。アクセルを踏み込んで登る必要があり、その勢いで、踏切進入時に対向車とぶつかることもあるらしい。
近くには県営浅虫水族館があり、来館者が踏切を利用するため、踏切の通行量は多いという。
水族館の利用者や近くの住民のみなさんが踏切を利用する際に、警報機が鳴っていたら踏切内に入らないなど、利用者へ注意を促すことも大事だと思う。
しかし、行政や鉄道事業者がすることはそれだけではないはずだ。地元の人が指摘するように、踏切の構造や設備に問題はなかったか、十分調査し、対策を検討する必要がある。同じような事故が起きないよう十分な対策を講じてほしい。
最後になりましたが、亡くなられた二人のお子さんのご冥福をお祈りいたします。
≪参考記事≫
「列車と軽乗用車が衝突 子ども2人死亡」2015年1月25日NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150125/t10014950971000.html「『危険な踏切』住民指摘 幼児死亡事故も」河北新報2015年2月4日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150204_23002.html
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