2012年2月19日日曜日

特急とトラックが衝突~明石踏切事故

報道によると、2月17日午後4時50分ころ、兵庫県明石市のJR神戸線西明石駅付近の踏切で、特急とトラックが衝突し、乗客8人とトラック運転手の計9人が軽傷を負うという事故がおきた。
特急は倉吉発京都行きの特急列車「スーパーはくと10号」(5両編成、乗客146人)で、踏切に進入してきた2トントラックと衝突したという。

JR西によると、現場は西明石駅から東に約800mの位置にある業務用の踏切で、車両のメンテナンスをする網干(あぼし)総合車両所明石支所の敷地内にあり、JR関係者以外は立ち入りできないという。列車が時速約100kmで踏切を通過しようとした際、運転士が踏切内に進入したトラックに気付き非常ブレーキをかけたが、間に合わず、先頭車両などにぶつかった。JR西は、事故当時、踏切に遮断機は設置されていないが、警報機は鳴っていたとみている。
国土交通省の運輸安全委員会は、18日鉄道事故調査官2人を現地に派遣し、現場周辺の調査に入った。また、兵庫県警は、トラックの運転手が、現場の踏切を通ったのは初めてで、不慣れだったのではないかとみている。

この踏切では、過去に2度同様の事故が起きていることもわかった。2003年と2006年に列車と車両が接触する事故が起きていた。JR西は対策として、警報ボタンを設置したという。警察の調べに対してトラックの運転手は、「警報音は聞こえたが、遮断機もなく、列車は来ないだろうと思った」と語っている。
現場の踏切には警報機だけで、遮断機が設置されていないという。 特急などの速度の速い列車が通過する踏切には遮断機が設置されるべきではないだろうか。

《参考記事》
「特急とトラック衝突、乗客ら9人けが 明石のJR神戸線」朝日新聞2012年2月18日
「県警が特急車両を検証、事故調は現地調査 明石踏切事故」朝日新聞 2012年2月18日
 
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201202180033.html
「西明石駅踏切事故 過去に2度、同様の事故」日本テレビ2012年2月18日
http://news.livedoor.com/article/detail/6291188/

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