2010年9月21日火曜日

渡りきれない踏切、早急に対策を

 報道によると、9月19日、午後0時50分ころ、府中市八幡町3丁目にある京王線東府中2号踏切で、足が不自由だったという女性(67歳)が列車に撥ねられて亡くなった。
 警察は、女性が踏切を渡り切れずに列車にはねられたとみており、警報時間などが適切だったかどうか、検討する必要がある。

 現場の踏切は、遮断機と遮断機の間が約23mあり、道路幅は約7mだが、線路と道路が斜めに交差しており、線路をななめ横断する形になっているという。女性は、踏切道の最短距離を渡ろうとしたようだ。踏切に入った後、警報機が鳴り、遮断機が下りた。列車 の運転士は、踏切内にいる女性に気付いて警笛を鳴らし、急ブレーキをかけたが、間に合わなかったという。

 
 現場の踏切は、府中駅から高架化された線路が地上に降りて、カーブから進入するあたりで、列車の運転士からも踏切手前は見通しが悪いという。踏切の緊急事態を知らせる方法が非常ボタン(踏切支障押しボタン)しかなかったのだろうか。
 運転手からの見通しが悪いのでああれば、もっと手前で、運転手が踏切の非常事態を知り、踏切の手前で安全に列車が停止できるよう踏切障害物検知装置(センサー)などを設置すべきではないだろうか。

 この踏切では、2004年に女性(84歳)が、2008年に男性が事故に遭って亡くなっており、いずれも踏切を渡り切れずに列車にはねられたとみられている。現場の踏切は、地図を見るとななめで、歩きにくそうだ。その上長い。足の不自由な方は、渡るのに時間がかかるのではないだろうか。警報時間に余裕を持たせるなどは、すぐにできる対策ではないだろうか。
 
 鉄道高架化が予算などの関係で実現が難しいのであれば、当面の対策として、エレベーターのついた歩道橋を設置するなど、高齢の方や障害を持った方など交通弱者といわれる方のための対策を早急に講じてほしいと思う。それは、交通弱者だけでなく、若者や子供などすべての人にとっても大切な対策だと思う。

《参考記事》
「最短距離を渡り  はねられる」 9月20日 21時28分
「踏切渡りきれず?67歳女性はねられ死亡 東京・府中」 2010年9月19日23時25分  

1 件のコメント:

さんのコメント...

JR東日本は歩行者感知式の障害物検知装置を導入し始めているようですが。

赤字ローカル私鉄ならいざしらず、大手民鉄の京王であれば、有人踏切に変更するくらいの事故対策は必要でしょう。

ましてや、この踏切は事故前歴があるのですから。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/7891/tetsuco/361.html
↑自分のHPの一コンテンツです。
「ロングレール化による警報機なし踏切の危険性」