2009年8月2日日曜日

ユネスコ「世界記録遺産」に「アンネの日記」登録

 31日まで、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)は、世界記録遺産を決める国際諮問委員会を開いていたが、あらたに、「アンネの日記」など、35点を世界記録遺産として登録すると発表した。

 世界記録遺産(Memory of the World)とは、ユネスコが主催する三大遺産事業のひとつで、1997年から始まった。歴史的文書など、記録遺産は、保存の危機にあるものが多い。そのため、ユネスコは効果的な保存手段を講じるため、記録遺産として残すべきものリストの作成をはじめた。
 最新のデジタル技術を駆使して重要な記録を保全し、研究者や一般人など世界の人々が容易に接することができるようにした。また、全世界に広く公開することで、重要な記録遺産を持つ国家の認識を高めることを目的としている。

 今回、人類が記録すべき文書として「アンネの日記」が選ばれたことは、先の戦争の記憶を失ってはならないこととして、あらためて私たちに提示したともいえる。
 
 8月は、戦争の記憶を鮮やかにすべきときでもある。
 平和に暮らすということ、不安なく穏やかに暮らすということはどういうことなのか、そのためには、何が必要なのか、あらためて考えてみようと思う。
  
 
《参考記事》
ユネスコ「世界記録遺産」に「アンネの日記」登録   2009年7月31日17時10分
http://www.asahi.com/international/update/0731/TKY200907310361.html

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