12月6日午後、行田市の桜町踏切で、電車好きのお子さんが踏切内に入り、列車にはねられて亡くなった。この踏切は警報機、遮断機がなく、昨年9月にも、部活に行く途中の中学生が、列車にはねられて亡くなっている。
秩父鉄道に問い合わせたところによれば、その後、踏切には警報機などをつける対策はとられておらず、行田市と対策を検討中だったという。
以前にも当ブログで、昨年の事故後に踏切をたずねたことを書いたが、付近は宅地化が進み、住民や小中学生が日ごろよく通る踏切である。
(「踏切事故の現場をたずねて」 http://tomosibi.blogspot.com/2009/06/blog-post.html)
鉄道ができたころの環境とちがい、付近の交通量もふえている。環境の変化に対応した対策がもとめられる。
それにしても、亡くなったお子さんのご両親の悲痛な思いはいかばかりだろう。かける言葉が見つからない。また、昨年亡くなった中学生のご両親は、心の傷が癒えないうちに起きた事故に、さぞ、心を痛めていることだと思う。
いつまでも、踏切の事故は踏切をわたる歩行者の自己責任とせず、鉄道事業者や行政は根本的な対策を講じるべきである。
《記事》
鉄道事故:電車好きの4歳、はねられて死亡--埼玉・秩父鉄道の踏切
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091207ddm041040078000c.html
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