記事によれば、JR福知山線脱線事故の遺族らでつくる「4・25ネットワーク」とJR西日本は、事故の真相を合同で検証する検討会を設立すると発表していたが、この検討会を25日に初めて開き、検討会を「福知山線列車脱線事故の課題検討会」と名づけた。
JR西の組織や安全意識の問題を見直すことが狙いで、鉄道事故を巡り、被害者と加害者がともに検討する場を設けるのは異例のことといえる。月1回程度、会合を持ち、2011年3月をめどに報告書をまとめるという。
検討会に参加するのは、ネットワーク側が、妻と妹を亡くした浅野弥三一(やさかず)さんら遺族5人と、JR西日本側は西川直輝副社長ら5人で、必要に応じ関係部署の責任者も出席する。
遺族側は、社内に安全認識を共有できる体制があったか、日勤教育やダイヤ編成が科学的根拠に基づいて安全を確保できる仕組みで行われたのか――などを検証したい意向で、浅野さんは「事故の全容解明は我々が前に進むために欠かせない作業。特に運転士がなぜ暴走したかは詳しく調べたい」と話しているそうだ。
《記事》
尼崎脱線事故の検証スタート 「日勤教育」から議論へ 2009年12月25日 22時20分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009122501000749.html
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