今年8月、アメリカでトヨタ自動車のレクサスが暴走し、乗っていた4人が亡くなった。朝日新聞は、この事故車の燃えて溶けたアクセルペダルとマットの写真を入手、公表した。
この事故は、アクセルペダルがフロアマットに引っ掛かり戻らなくなって、車が暴走したもので、トヨタ自動車は車両には欠陥はなく、運転者のマットの使い方に問題があったとしていた。
これに対して、アメリカ運輸省高速道路交通安全局は、アクセルの形状にも問題があるとしており、トヨタは車両本体の改良をする意向だがまだ具体的な対応策は出されていないという。
2008年に、アメリカ運輸省高速道路交通安全局は、ユーザーの苦情を受け、07年モデルの「レクサスES350」を対象にアンケート調査を実施していた。1986人のユーザーにアンケートし、600人が回答した。
報道によると、回答者のうちの1割にあたる59人が「意図しない加速を経験した」と答え、その中の35人は全天候型フロアマットを敷いていた。アメリカ運輸省高速道路交通安全局は、ゴム製のフロアマットが前方にずれた場合、マットの「溝」にアクセルペダルが引っかかり、固定されてしまうと指摘しているという。
8月に起きた事故では、リコール対象と異なるマットを敷いていたという。にもかかわらずまた暴走事故が起きているのはなぜだろうか。トヨタ自動車は、早急に、原因を調査して対策を検討するべきではないだろうか。
《記事》
米暴走レクサス ペダルとマットの樹脂、溶けついた状態
http://www.asahi.com/national/update/1030/NGY200910300018.html
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