10月9日、JR福知山線脱線事故の報告書が、航空・鉄道事故調査委員会が公表する前にJR西日本側に元委員が漏えいしていた問題で、事故の負傷者や家族が、国交省と運輸安全委員会に、事故調査機関のあり方の見直しなどを求める要望書を提出した。
運輸安全委員会の後藤委員長らと会談後、記者会見した小椋さんらの話によれば、今後の事故調査について「段階的に議事録を公開するなど、開かれた調査を検討している」と説明があったという。
公表された事故調査報告書については、報告を読んだ第三者が事故報告書を検証できるように、資料や実験データを公開することが必要である。
そして、事故の原因を知りたいと思う遺族や被害者の方々がわかりやすい書き方や説明を心がけてほしい。
負傷者の方の中には、調査の専門家でない市民が参加することに不安を持つ方もおられると思うが、むしろ、市民の視点から疑問を提示することが大切ではないかと思う。
福知山線脱線事故報告書が公表されたときも、原因の記述などについて、事故の遺族や有識者から疑問の声や批判が出されていた。
事故調査機関は、そのような外からの批判や疑問も受け止めて報告の内容と再発防止への提言を充実させていくことが大事だと思う。
《参考記事》
尼崎脱線被害者が安全委に訴え 「事故調査も支援の一つ」
2009/10/09 21:50 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100901000983.html
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