9月13日、東京都大田区の東急東横線多摩川駅で、車いすに乗った女性が亡くなった事故では、ホームが通常よりも傾斜が急だったことがわかっている。しかし、東急電鉄では、2年前の車いすの女性が転落した事故の後、ホームの傾斜の危険性を重視せず、係員に乗客へ注意徹底するように指示しただけだった。
駅のホームは、雨水の水はけを良くするために、傾斜をつけている。通常は1mで1㎝下がる1%の傾斜だが、多摩川駅はこれよりも急な傾斜だった。
車いすやベビーカーは、坂ではストッパーをかけないと、自然に動き出す。もし、利用者がホームが坂になっていることに気づかないと、ストッパーをかけないこともある。乗っているのが体の不自由な方や子供なら、急に動き出した車いすやベビーカーに、なすすべがない。
ホームに転落防止のために、ホームドアを設置したり、転落防止策を設置することが必要だと思う。体の不自由な方やお年寄り、子供にやさしい駅や町であってほしい。
《参考記事》
傾斜2.5%、危険なホーム 車いす転落の東急多摩川駅 2009年10月13日13時27分
http://www.asahi.com/national/update/1013/TKY200910130084.html
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