今年8月、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴ郊外の高速道路で、トヨタ自動車がアメリカで販売した「レクサスES350」が時速190キロで暴走し、他の車と衝突して、乗っていた4名が亡くなった。
この事故は、フロアマットにアクセルが引っ掛かって戻らなくなり、止まらなくなったものだが、事故を調査していた米道路交通安全局(NHTSA)は、アクセルペダルの形状がフロアマットに引っ掛かる可能性があったとして車両の欠陥を指摘しているという。
トヨタは、この事故後、フロアマットがずれてアクセルが戻らなくなる可能性があることから、フロアマットの固定金具をはずしたりしないよう購入者によびかけていた。トヨタは車両本体に欠陥はないとの立場だったが、アメリカ当局の指摘を受けて、対応を検討することになるのだろうか。
8月の事故では、運転手が非常時にエンジンを停止させる方法がわからなかったらしい。
最近の自動車は、アクセルが戻らない場合の対処法が、わかりにくいという。ボタンでエンジンを始動・停止させる車は、高級車を中心に普及した。走っている最中にエンジンを止めるには、ボタンを3秒以上押し続けなくてはならない。この特殊な操作は、事前に知らなければとっさにはできないと思う。
簡単に見える操作だが、とっさの場合にすぐできる操作やわかりやすい操作が必要ではないだろうか。
アクセルペダルやフロアマットの構造は、日本とアメリカで大差ないというから、同じような事故が起きる可能性はある。早急に対策を取る必要があるのではないだろうか。
《記事から》
米当局「アクセル欠陥の可能性」 トヨタ車事故で指摘
2009/10/26 08:53 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102601000082.html
0 件のコメント:
コメントを投稿