食品安全委員会では、花王の食用油「エコナ」の安全性について審議しているが、結論が出るのは、花王が調査結果を出す11月以降になる。
そのため、消費者委員会では、8日、食品安全委員会の結論を待たずに、トクホ(特定保健用食品)の許可を取り消すか一時停止すべきだという意見をまとめ、消費者庁に提出していた。
これを受け、消費者庁では、エコナの特定保健用食品(特保)の表示許可を取り消す再審査手続きに入ることを決めた。
これに対して、花王はエコナの表示許可を取り下げる「失効届」を提出したという。
今後、花王はエコナのジアシルグリセロールを減らすよう努め、改良した新たなエコナを許可申請したいとしている。
食用油として、人気のあった商品だけに、安全性が問題になったことは残念だ。私たち消費者は、自分では、科学的に食品の安全性を確かめることはできない。メーカーや行政は、消費者に対して安全性を保証する責任がある。
消費者庁や消費者委員会には、消費者の安全に関する問題に迅速に対応してほしい。
《参考記事》
花王、エコナの特保表示を返上 消費者庁の再審査止まる
2009/10/08 20:56 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100801000411.html
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