2008年1月、千葉や兵庫で、中国製冷凍ギョウザを食べた3家族10人が、中毒を起こし9人が入院した事件の容疑者が拘束された。
報道によると、中国公安省は、26日、ギョウザ製造元「天洋食品」の元臨時工、呂月庭(36)を拘束したという。呂容疑者は、「自分と自分の妻を正社員として雇ってくれなかった」などと動機を話しているそうで、自宅から有機リン系殺虫剤メタミドホスを注射したとされる注射器も発見されたという。
中国製ギョウザ中毒事件の容疑者が拘束されたことで、中毒事件の真相が解明されることと思う。
今回の事件を受けて、国内では、食品の安全性への関心が一層高まった。産地が明記されるようになり、生産者の顔が見えるものも増えてきた。
また、各地で大量の中毒患者が出た時の行政の対応にも、問題点があることがわかった。
今後、消費者庁や厚生労働省など、関係する省庁がすばやく連絡を取り合って、食品中毒に取り組むべきだという、この事件から得られた教訓も生かしてほしいと思う。
《参考記事》
中国製ギョーザ事件で容疑者拘束 待遇に不満、注射器で注入
2010/03/27 02:08 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032601001280.html
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