2006年に東京港区の公共住宅で、高校生が、扉が開いたまま上昇したエレベーターにはさまれて亡くなった。
昨年10月、亡くなった高校生の両親の市川正子さんらは、前原国交相と面談、エレベーター事故などを調査する独立した調査機関の設置を要望したが、前原大臣は、これに対して、運輸安全委員会の調査対象を拡大し、エレベーターやエスカレーターなどの事故も対象とする考えであることを伝えていた。
調査対象を拡大するため、前原国土交通大臣は、運輸安全委員会設置法の改正案を2011年度の通常国会に提出する方針を明らかにし、市川さん宅をたずねて、説明した。
亡くなった市川大輔さんの母正子さんは
「エレベーターだけでなく、生活の中で起きる複合的な事故についても調査機関をつくってほしいとお願いした」という。
報道によると、前原大臣は、国土交通大学校に研修コースを設け、事故調査の専門家を養成したいと語っている。
安全・安心に関する専門家によって、生活のさまざまな分野の事故調査が行われ、調査結果が悲惨な事故の再発防止に役立てられることを願っている。
《参考記事》
エレベーターも運輸安全委が調査 国交相が対象拡大方針
2010/03/18 23:53 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031801001130.html
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