2010年9月23日木曜日

小学5年生が亡くなった警報機・遮断機のない踏切~柏崎市JR越後線

 夏休みの8月19日午前7時ころ、新潟県柏崎市橋場町のJR越後線の第2下原踏切で、近くに住む小学5年の男児が列車に撥ねられて亡くなった。

 報道によると、踏切には、警報機や遮断機がなく、人を感知すると音声で注意を促す装置を設置していたが、2003年ころに壊れてからJR東は修理せずそのままになっており、看板などで注意をうながしていたという。踏切道は、線路が盛り上がっているため、傾斜があり、砂利が敷かれていて歩きにくいという。この踏切では1992年にも、82歳の女性が撥ねられて死亡する事故がおきていた。

 小学生は、毎朝、自転車でトレーニングのため自宅周辺を走り、この日は、自宅に帰る途中、踏切を渡っているところを事故に遭った。
 現場の踏切は、西中通駅と東柏崎駅との間にあり、西中通駅から約600m、左にカーブしていて見通しが悪いという。また、事故当時は、夏草が背高く繁り、踏切から列車が見えにくかったという住民の話もある。

 地図を見ると、第2下原踏切の近くには保育園や住宅地がある。踏切は、幅約5メートル、長さ約10メートル。北側に畑や集会所があり、南側にはバス停や食料品店がある。踏切から約400m離れた警報機・遮断機のある踏切は、自動車の通行が多く歩道もせまいため、住民は自動車の通らない第2下原踏切を利用することが多いという。

 住民の利用が多く、児童や生徒も通行する踏切には、警報機や遮断機をつけた方がよいと思う。
まして、見通しが悪いために列車の接近もわかりにくいのであれば、なおさらのこと。
 児童に注意を促すだけではなく、小学校近くの踏切も警報機や遮断機を設置して、ぜひ児童の安全を確保してほしいものだと思う。

《参考記事》
「柏崎踏切で列車にはねられ小5死亡--JR越後線 /新潟」
毎日新聞 2010年8月20日 地方版
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100820ddlk15040129000c.html

「小5踏切事故死」  2010年09月20日 朝日新聞新潟
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001009210003

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