国民生活センターは、キャスター付きのキャリーバッグが他人の歩行を妨げ、転倒させる事故が起きていることを受けて、使用者に周囲の安全に気を配るよう注意している。
国民生活センターのHPによると、キャリーバッグは、使用者が思っている以上に後ろに引きずっているという。同センターが、市販のキャリーバッグ4商品について、実際に引いて歩いている状態を測定したところ、引いている女性の前方つま先からバッグの後方までの長さは最大で156㎝あった。4商品平均でも、137㎝あり、女性だと自分の背丈前後の長さがある。そのため、後ろを歩く人の足を引っ掛ける可能性があることがわかった。
同センターでは、キャリーバッグを自分の体の近くで引くなどしてほしいと呼びかけている。
駅などで、旅行や買い物でキャリーバッグを引いて歩いている人をよく見かける。私も、目の前のキャリーバッグにぶつかりそうになることがある。もし、お年寄りや足の不自由な方、目の見えない方だったら、転倒して大けがをしていると思う。
混雑していると足元が見えないことがあり、突然キャリーバッグが現れてつまづきそうになる。引いていると思っている以上に長さのあるキャリーバッグだから、混雑しているところでは、周囲を気づかって引いてほしいもの。
《参考》
独立行政法人国民生活センターのHP
「キャリーバッグでの事故―他人を怪我させてしまうケースも」平成21 年12 月2 日
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20091202_1.pdf
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