12日、日航ジャンボ機墜落事故の遺族でつくる8.12連絡会は、会社の再建の過程で、合理化やリストラを進め、安全が置き去りにされないよう、要望書を前原国土交通大臣に出した。
20日、報道によると、事務局長の美谷島邦子さん(63)は「厳しい状況でも安全重視の流れは止めないで欲しい。事故で亡くなった命を忘れず、新しい経営者のもと、安全のリーダーへと変わってほしい」と語り、安全の確保を怠らないでほしいと訴えている。
また、日航が設置した第3者機関「安全アドバイザリーグループ」の座長を務める作家の柳田邦男氏は、日本経済新聞のインタビューの中で「安全確保は債務超過解消よりもはるかに難しい。危ないと感じたら何でも言える環境が求められる。安全は一日一日の闘い。着実に養ってきた安全文化を途切れさせてはいけない」と語る。
新経営人に求められることとして、「新経営陣には、安全の確保が航空会社の大黒柱だと認識してもらい、機械的に人員整理をするのではなく、現場のミスを責めず教訓として生かし、責任はトップが取る日航独自の姿勢を大事にしてほしい」とも語っていた。
《記事》
<日航>御巣鷹遺族らが要望書 合理化で事故再発不安 1月12日20時51分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100112-00000107-mai-soci
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