1月11日は、平成生まれの若者が成人の日を迎えた。
東京都港区の自宅マンションで、2006年6月、エレベーターから降りようとしたところ、扉が開いたまま上昇を始めたエレベータに挟まれて亡くなった市川大輔さん=当時(16)=の母正子さん(57)が11日、大輔さんの遺影を手に、港区の成人式に出席した。「いまだ事故原因は全面的に解明されていない。息子もみんなと一緒に一歩踏み出す。進まない状況を一歩進めるスタートにしたい」と思いを新たにしていた。
同級生らは、エレベーター事故の原因究明を求める活動をいっしょに取り組んでいる。大輔さんの同級生の成長を見守る市川さんの目に、成人した同級生らがたのもしく映ったにちがいない。
なお、2009年7月、製造元のシンドラーエレベータの元東京支社保守部長ら5人が、業務上過失致死罪で在宅起訴されている。
《記事》
エレベーター事故から3年半 遺影の息子と成人式 2010年1月12日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010011202000076.html
0 件のコメント:
コメントを投稿