2010年5月21日金曜日

経産省の諮問機関、ライター に安全構造を義務づけ

 子どもがライターで火遊びをして起きたとみられる火災などが多発し、幼い子供が亡くなる火災が続いたのを受け、経済産業省の諮問機関では簡単に着火できない仕組みを導入できないか検討していたが、21日、来年夏から使い捨てライターを中心に、レバーを重くするなどの安全対策を義務付ける方針を決めた。

 ライターは国内に年間約6億4千万個流通しているといわれ、そのうち、使い捨てタイプの従来の「100円ライター」は、全体の9割を占める。今回の規制が実施されれば「100円ライター」は販売できなくなる。

 来月、経産省は諮問機関から答申を受け、正式に規制の時期を決める予定。

 業界団体などは現在、欧米の基準を参考に、安全対策を検討している。レバーを重くしたり、同時に二つ以上の操作をしないと着火しないなど、子供が簡単に操作して着火できないように、具体的な対策の検討をすすめているという。

 規制対象となるのは、(1)電子式のレバーを真下に押すタイプや、レバーを横にずらす「スライド式」(2)やすりを回転させる「フリント式」(3)おもちゃの形をしたライター(4)点火棒―など。

 今回の規制は、小さな幼児には有効かもしれないが、大きな子供では簡単にライターを操作できてしまう恐れがある。IH器具などが普及してきているので、身の回りに、火が見られない家庭もあると思う。子供たちに火の危険性を教えていくことも必要だと思う。

《参考記事》
来夏から「百円ライター」規制 経産省の諮問機関方針
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052101000516.html   2010/05/21 15:42 共同通信

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