2010年5月20日木曜日

遊具の事故防止に事例集配布~消費者庁

 消費者庁によると、昨年9月の同庁発足後、公園などにある遊具による子供の死亡・重傷事故は、全国で10件起きている。
 しかし、事故の防止策は、管理者によってまちまちであることがわかった。地方では、予算や人手の問題から、対策がまとまらず、遊具を長期間使用禁止にしたり、撤去されたまま、新しい遊具を設置しない状況も多いという。そのため、子供の遊び場や遊具が減っている。

 消費者庁は、「子供の遊び場をなくすのではなく、安全な場所を増やすため役立ててほしい」と、簡単にできる遊具の点検方法や費用を抑えた安全対策をまとめ、事例集として作成し、自治体などに配布した。
 自治体や学校は、遊具を補修する予算がないとか、事故の危険があるからといってすぐに遊具を撤去するのではなく、安全な遊具を作り、子供が安心して遊べる場をふやす努力をしてほしい。
 
《参考》消費者庁HP
「遊具に起因する重大事故等の情報提供並びに遊具の安全確保対策について」http://www.caa.go.jp/safety/pdf/100427kouhyou_1.pdf

《参考記事》
割安補修で遊び場確保を=遊具事故防止に事例集―消費者庁 2010年5月17日(月)07:03
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/jiji-100517X171.html

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