久留米市と西鉄、久留米署は、車高を低くした改造車と電車が踏切で衝突する事故が相次いだことを重視して、道路にも改善点がないか、協議をはじめた。
車高を低くした改造車は、踏切が道路よりも高いため、車体の底をこすってしまい、立ち往生することがある。事故の現場はゆるやかなカーブになっているため、外側のレールが内側よりもやや高いために、車体の底をこすってしまうのだ。
このような踏切で、車体の底をこすってしまうのは、特別に改造した車高の低い車だけではないと思われる。
先日、千葉で小学生が亡くなる踏切事故があり、現場の踏切を見に行ったが、その際に立ち寄った平川踏切は、右に緩やかに曲がるカーブのところにあり、右側からくる列車が見えないところだった。警報器や遮断機があっても、列車が見えずこわいところだった。
タクシーの運転手さんが、ここは複線なので、外側のレールが少し高いだけではなく、2本の線路を跨ぐ時、凹凸があり、車体の底をこすってしまい、以前になかなか渡れず危うく、立ち往生するところだったと語っていたのを思い出した。
夜、お客さんに、踏切を渡って向こうの平川町に言ってほしいとたのまれたそうだが、難儀をしたと言っていた。
このような凹凸のある踏切は高齢の方や、子供がつまづくことも多いと思う。
つまづいてころんだりしているうちに、列車が来て事故に遭うことも考えられる。西鉄だけではなく、各鉄道事業者が踏切を点検して、踏切道の改善に取り組んでもらいたいものである。
《参考記事》
車高低い改造車の踏切事故相次ぐ、道路改善点協議へ
(2009年7月27日 読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/20090727-OYS1T00292.htm
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