報道によると、27日、岩手、宮城、福島の3県の教育委員会は、東日本大震災で亡くなったり行方不明になっている児童生徒が、合計536人に上ると発表した。
岩手、宮城、福島の3県では、国公私立の小中高の児童生徒が亡くなったり行方不明となっている。亡くなったのは378人、行方不明になっているのは158人にのぼる。3県の学齢別は小学生234人、中学生111人、高校生191人。
子供らは、赤や黒のランドセルをしょって、学期末だから学校から絵具箱や習字道具箱などを家に持ち帰るつもりだったのだろう。持ち主の子供と離れ離れになったそれらの写真を見ると、小さなこどもたちには、押し寄せてくる黒い波が、どんなにかこわかっただろうと、胸が痛む。
亡くなった小さな子供たちが、どうか安らかに…と祈らずにいられない。
3県の教育委員会によると、亡くなった児童生徒のほとんどは、下校途中や下校後に自宅などにいて津波に遭っているという。
3県の教委によると、地震があった3月11日午後2時46分は、授業や帰りの準備で生徒が在校中の学校が多かった。担当者や学校関係者は、「校内に残っていて、上階に避難した学校では、被害を免れるケースが多かった」と指摘している。
一方、3月のこのころは、短縮授業の期間で、先に下校していた低学年の児童が被害に遭っていることから、児童生徒に、時間があればより高い所に避難することを子供に教える必要があると指摘する専門家もいる。
高台へ避難する途中で津波の被害に遭った小学校もある。どこへどのように避難したらよいかは難しいと思う。日ごろから、学校関係者や地域の住民がいっしょに避難方法などを検討し、実際に訓練することが必要だと思う。
《参考記事》
「小中高生536人が死亡・不明 被災3県、大多数は下校後」 2011/04/27 23:47 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011042701000918.html
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