4月25日、乗客106名が犠牲になったJR福知山線脱線事故から、丸6年を迎える。
報道によると、事故の被害者や家族らでつくる「負傷者と家族等の会」は、23日、兵庫県尼崎市の事故現場付近を歩く「メモリアルウォーク2011」を開いた。参加者約30人は、犠牲者の冥福と事故の再発防止を祈った。
今年は昨年に続き2回目で、参加者はJR塚口駅近くの公園を出発、尼崎駅までの約3㎞の道のりを歩いた。事故現場では、献花台に花を供えた。同会の中島正人さんは事故を風化させないため、このような催しを続けることが大切と語ったという。
負傷者や遺族の方にとって、脱線した列車が走った線路わきを歩くことはとても辛いことであるにちがいない。しかし、事故を風化させず二度と同じような事故をおこさないでほしいという願いは、福知山線周辺に住む人や働く人、鉄道や社会の安全を願う人々と共有することで、きっとかなえられるにちがいない。
そして、多くの尊い命の犠牲を無駄にしないため、事業者や行政など公共交通に関わる方々には、事故の原因調査を徹底して行い、事故の再発防止策を的確に講じてほしい。
《参考記事》
「福知山線脱線事故でウオーク 震災支援の募金活動も…丸6年を前に」
(2011年4月23日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110423-OYO1T00473.htm?from=newslist
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