今年、8月、柏崎市のJR越後線第2下原踏切で、近くに住む小学生(10歳)が、警報機・遮断機のない踏切で、列車に撥ねられて亡くなった。
亡くなった児童の両親によると、事故当時、線路わきには背の高い雑草などが生い茂り踏切からは列車の来るのが見えにくかったという。また、現場は踏切手前で線路がカーブしており、踏切の路面も砂利道で、歩きにくかったかのではないかと思う。
この事故のあと、地元の町内会長でつくる西中通地区総代会や、柏崎市や刈羽村の小中学校40校のPTA会長などがJR東日本や柏崎市などに、踏切の安全対策をもとめる要望書を提出していた。
これに対して、JR東日本は、事故のあった踏切に警報機・遮断機を設置する方針を、柏崎市に示したことが、報道でわかった。
報道によると、柏崎市は、10日、総代会に対する説明会を開き、JR東が事故のあった第2下原踏切を第1種に改善するとともに、この踏切内への車両の進入を禁止することや小学校近くにある第4種踏切を廃止したいといっていることを説明したという。
柏崎市は、地区やJR東と協議を重ね、今年度中に合意を目指したい考えだという。
亡くなった小学生のお父さんは、「また同じような事故が起きるのではないかと不安だった。一歩前進してうれしい」と話しているという。
二度と同じような踏切事故が起きないよう、市やJR東には、さまざまな安全対策に早急に取り組んでほしいと思う。
《参考》
事故のあった踏切については、当ブログの以下の記事を参照してください。
「踏切事故の現場をたずねて~新潟県柏崎市JR越後線第2下原踏切」
http://tomosibi.blogspot.com/2010/11/2.html
《参考記事》
「遮断機設置へ/小5事故死した柏崎の踏切 」 2010年12月14日 (富田洸平)
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001012140005
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