報道によると、熊谷市曙町2の持田第24踏切(第4種踏切)が廃止されることになった。
今年9月、大学生が自転車に乗って踏切を渡っていたところ、列車に撥ねられて重体となる事故が起きた踏切で、警報機や遮断機などはない。その後、付近の住民と踏切に廃止について、熊谷市や秩父鉄道、住民らで協議が進められていた。今回、住民の理解が得られたので、12月下旬に廃止されることが決定した。22日から、踏切には柵が設けられ、通行できなくなるという。
事故のあった踏切から、約70m先には、警報機・遮断機のある第1種踏切がある。第4種踏切がなくなると遠回りになるだけでなく、車両などといっしょに通行する第1種踏切は、お年寄りや子供などにとっては危険であることが多い。踏切に歩道がないと、車両などに接触することもあり、危険なので、あえて車両が通行しない第4種踏切を渡るというお年寄りや障害を持った方も多い。
住民の方と、市や事業者が話し合いで危険な第4種踏切を廃止するならば、これから通行することになる第1種踏切に十分な安全対策をとってほしい。第4種踏切の廃止によって、不便になる人たちへの対策を十分考えてほしい。
たとえば、第1種踏切に十分な幅のある歩道を書き、路面がデコボコしているならば平らになおす、非常ボタンなどを設置するといったことは、すぐできる対策だと思う。
《参考記事》
「秩父鉄道:踏切22日から閉鎖 大学生事故の熊谷-持田駅間、住民の理解得る」
/埼玉 【藤沢美由紀】
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20101117ddlk11040280000c.html
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