3月1日から東京都の自殺対策強化月間が始まった。昨年のキャンペーンでは、前年比で15%自殺者の方が減ったという。 今年もキャンペーンでは「いのち」について考え、自殺防止に取り組んでいく。
日本の人口に占める自殺者の割合は、先進国の中で最も高い水準で、20代の死亡原因の1位が自殺になっている。自殺対策に取り組んでいるNPO法人自殺対策支援センターライフリンクの代表の清水康之さんは「実態に即した対策を政治主導で行っていけば、自殺は減らせるはずだ」という。
現在、3月から、反貧困ネットワークとNPO法人自殺対策支援センターライフリンクとの共催で、自殺対策の取り組みに参加してくださるボランティアを緊急募集しているそうだ。
これらの取り組みをきっかけに、さまざまなことで思い悩む人が自殺を思い止まり、これからの生活を考える手だてをみつけてほしい。
《以下は呼びかけ文、転載可》
「ボランティア募集、ご協力のお願い」
反貧困ネットワーク
NPO法人自殺対策支援センターライフリンク
こんにちは。本日は自殺対策強化キャンペーンご協力のお願いで連絡させていただきました。
現在日本では、自殺者数が13年連続して3万人をこえています。そんななか、昨年2010年3月10日に反貧困ネットワークとライフリンクが共催し、日本教育会館で開催されたシンポジウム「自殺と貧困から見えてくる日本」には、800名をこえる方々が参加され、熱い議論が交わされました。
しかし、自殺者は3月、9月の「自殺対策キャンペーン」後には一時的に減るものの、年間3万人をこえたままの水準を維持しています。この現状を解消するために、今年度においては3月の東京都の自殺対策強化月間を皮切りに1年間を通しての活動を行っていく必要性があります。
その活動としては主に下記を予定しております。
①相談先リストの配布キャンペーン(通年で必要なところに配布を行います)
街頭キャンペーン
【日時】 3月7日
【場所】 新宿駅前 西口ロータリー(地上)
【内容】 ライフリンク清水氏、反貧困ネットワーク湯浅氏などによる街頭アピール
※街頭アピール中ボランティアの方が研修会等のチラシ、相談リストを配布します。
②総合相談研修会(4月16日で調整中)
③集会(5月18日日比谷公会堂)
この3つの活動を行っていくためには多くの「ボランティア」のみなさまの力が必要になります。
【特に必要なお手伝い】
★街頭キャンペーンに参加し、東京都相談会のチラシ・困った時の相談先リストの配布を手伝う。
★「困った時の相談先リスト」を知り合い・団体に、紹介・配布する。
★HP制作等の事務作業の手伝いをする。
★その他、自殺対策の取り組みについて一緒に取り組み、考える。
みなさま、可能な時間・範囲でかまいませんので、ぜひ一緒に取り組んでいきませんか?ご協力いただける方には、ボランティア連絡用のメーリングリストにご参加いただき、こちらから必要な情報を提供、お手伝いをお願いする連絡をさせていただきます。
①氏名
②電話番号(携帯)
③メールアドレス
④お手伝いいただけること
を明記の上、ボランティア集約担当の、
自殺対策有志の会 大西連
メール:ren.sshf@gmail.com
緊急時電話:080-3253-0209
までご連絡ください。よろしくお願いします。
※今回ボランティア募集をさせていただいている「自殺対策有志の会」は反貧困ネットワークとライフリンクの共催の枠組みのなかで実務を担当する有志の集まりです。
《参考》
東京都福祉保健局 「自殺防止!東京キャンペーン」については
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/02/20l2o700.htm
反貧困ネットワーク
http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/
NPO法人自殺対策支援センターライフリンク
http://www.lifelink.or.jp/hp/top.html
《参考記事》(3月3日追加)
「自殺者、13年連続3万人超える 就職失敗や家庭問題が増加」 2011/03/03 10:40 共同通信
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030301000194.html
0 件のコメント:
コメントを投稿