報道によると、19日、女子柔道の五輪金メダリストで参院議員の谷亮子氏(民主党)は、4月から始まる武道の必修化について、国の安全対策を求めた。
今年4月から、中学校では、武道が男女とも必修になる。しかし、現場では柔道の事故対策について、不安の声が出ているのをうけて、同議員は、「事故の被害者の会にも参加した。安全の指導に国家資格制度も取り入れたい」と提案した。
平野文部科学相は「学校で安全確保を再点検し問題点があれば計画を見直すなど、あらゆるリスクをなくすよう努める。国家資格も検討してみたい」と応じた。
武道の中でも、柔道の危険性を指摘する声がある。中学の学校活動で起きた柔道の死亡事故は、1986年からの28年間で39件。死亡事故の発生率は、野球やサッカーと比べて9倍という研究結果もあるという。
柔道は、子どもたちが好きなスポーツの一つといってよいと思う。五輪選手らの活躍に憧れ、練習に励む子どもも多いと思う。そのような柔道が、誰でも安全に学び楽しめるものであってほしい。
《参考》
拙ブログでは、昨年12月、横浜市奈良中柔道事故について取り上げた
「柔道事故で賠償命令~部活動で高次脳機能障害 」
http://tomosibi.blogspot.jp/2011/12/blog-post_27.html
《参考記事》
「谷議員『必修柔道、安全に』 参院委、指導資格制を提案」 朝日新聞2012年3月20日
http://www.asahi.com/politics/update/0319/TKY201203190605.html
〈ニュースがわからん!〉「中学の武道必修化」朝日新聞2012年3月20日03時00分
http://digital.asahi.com/articles/TKY201203190676.html?ref=comkiji_kanren
「『柔道』授業 事故防止へ指導手引書」TBSニュース(09日11:31)
http://news.tbs.co.jp/20120309/newseye/tbs_newseye4972991.html
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