報道によると、9月13日、横浜市の林市長は、同日開かれた市会本会議で、JR京浜東北線生見尾(うみお)踏切(同市鶴見区生麦)に、早期に立体横断施設の設置を進める考えを示した。
今後、周辺住民や鉄道事業者と、新しい跨線橋を現在の踏切近くに設置する方向で協議していくという。
生見尾踏切の左横にある跨線橋 エレベーターやスロープはない 2013年8月24日撮影 |
林市長は、「事故を重く受けとめている」として、「抜本的な安全対策として、自転車や歩行者が安心して渡ることができる立体横断施設の検討をスピード感を持って行う」と述べた。
市道路局は、「新たに別の跨線橋を設置することが最も現実的な対策」だとしている。今ある跨線橋をかけ替えるのは難しいとして、新しく用地を確保して跨線橋を設置するという。
また、「設置場所や形態は、住民やJR、(現在の跨線橋が直結する)京浜急行電鉄と協議し、地域のニーズに合った施設を造りたい」とする。
今回の事故後、鶴見区自治連合会や生麦第二地区自治会の地元住民の皆さんが、横浜市に対して、跨線橋にエレベーターなどを設置して踏切の安全対策を進めてほしいと要望していた。
生見尾踏切では、今までも事故が起きており、毎日のように、踏切に閉じ込められて危うく助け出される人がいるという。
跨線橋ができるまでの間事故がないよう、鉄道事業者などで踏切に警備員を配置して、障害を持った方やお年寄りや子供連れの方などが安全に渡れるよう、誘導することなども必要ではないかと思う。
(9月18日以下の部分を追加)
8年前、東武伊勢崎線竹ノ塚踏切で4名が死傷する事故が起きて以来、鉄道事業者は、踏切に警備員を配置して、踏切を渡る人を誘導している。竹ノ塚踏切は、電車が通過して踏切の遮断機が上がったと思うと、すぐにまた警報機が鳴りだす。高齢の通行人が、踏切をあわてて渡ろうとして転んだり、つまづいたりすることがあるという。
そんなとき、警備員が遮断機を上げて通行人が来るのを待っていてくれるだけでも、通行する人はホッとすると思うし、大きな事故にいたらずにすむだろう。
そして、一刻も早く、踏切や跨線橋をバリアフリー化して、安心して踏切を渡れるようにしてほしい。
《参考》 拙ブログで、生見尾踏切の事故を取り上げた
「88歳の男性死亡、踏切渡り切れず~JR京浜東北線生見尾踏切」2013年8月25日
http://tomosibi.blogspot.jp/2013/08/88jr.html
《参考記事》
「渡りきれず死亡事故の踏切、跨線橋新設を検討/横浜」 2013年9月14日神奈川新聞
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1309130040/
(以下の記事を追加:9月18日)
「住民代表 生見尾踏切改善へ要望書 死亡事故受け市へ陳情」20113年9月12日タウンニュース鶴見区版
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