3月5日、総務省によると、総務省及び国立国会図書館は、東日本大震災に関するデジタルデータを一元的に検索・活用できるポータルサイト「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく。)」を、平成25年3月7日(木)に正式公開することを発表した。動画や写真など、30万点以上のデータを扱う。
国会図書館が民間のネット情報を収集、公開するのは初めてだそうで、情報の散逸を防ぎ、今後の防災対策などに役立ててもらう狙いがある。
震災の記憶を確実に私たちの心にとどめ、忘れないよう、そして何よりも一刻も早く避難されている方々が元の生活に戻れるよう、被災地の復興のために震災のデータが活用されることを願っていこうと思う。
同省のホームページから引用(報道発表資料を一部加工しました)
1 概要
総務省と国立国会図書館は、東日本大震災に関するあらゆる記録・教訓を次の世代へ伝え、被災地の復旧・復興事業、今後の防災・減災対策に役立てるために、東日本大震災に関するデジタルデータを一元的に検索・活用できるポータルサイト「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(
ひなぎく)」を平成25年3月7日(木)に正式公開する。
2 国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)について
東日本大震災に関連する音声・動画、写真、ウェブ情報等を包括的に検索できるポータルサイト。昨年からの試験公開を経て、このたび正式に公開する。大学、報道機関、検索サイト等が収集している動画・写真や、神戸大学附属図書館震災文庫、国立国会図書館が所蔵する資料も
検索できる。さらに、国立国会図書館が収集した国会原発事故調査委員会の映像や、被災自治体等の東日本大震災直後のホームページも見ることができる。
(1) URL
http://kn.ndl.go.jp
総務省及び国立国会図書館のHPトップページのバナーより見ることができる。
(2) 愛称「ひなぎく」
「Hybrid Infrastructure for National Archive of the Great East Japan Earthquake and Innovative
Knowledge Utilization 」の頭文字をとり、「ひなぎく」という愛称をつけられた。また、ひなぎくの
花言葉「未来」「希望」「あなたと同じ気持ちです」に、復興支援という事業の趣旨を込めている。
3 検索対象資料・アーカイブ
あおもりデジタルアーカイブシステム(総務省運用モデル実証事業:青森プロジェクト)、
NHK東日本大震災アーカイブス(日本放送協会)、
河北新報 震災アーカイブ(総務省運用モデル実証事業:宮城河北新報プロジェクト)、
神戸大学附属図書館震災文庫(神戸大学附属図書館)、
3.11 忘れない ~FNN東日本大震災アーカイブ~(株式会社フジテレビジョン及びフジニュース
ネットワーク)、
2011年東日本大震災デジタルアーカイブ(ハーバード大学)、
東日本大震災アーカイブFukushima(総務省運用モデル実証事業:福島プロジェクト)、
東日本大震災写真保存プロジェクト(ヤフー株式会社)、
みちのく震録伝(東北大学)(総務省運用モデル実証事業:宮城東北大学プロジェクト)、
未来へのキオク(グーグル株式会社)、
陸前高田震災アーカイブNAVI(総務省運用モデル実証事業:岩手プロジェクト)
4 今後の見通し
被災地の復旧・復興、今後の防災・減災に役立つべく、連携先を増やし、検索できる情報をより
一層充実させていきたいと考えている。
(同時発表)
○NHK東日本大震災アーカイブス
http://www9.nhk.or.jp/311shogen/
○3.11 忘れない ~FNN東日本大震災アーカイブ~
http://www.fnn-news.com/311/
《参考》
総務省「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)の公開」平成25年3月5日
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_02000063.html
《参考記事》
「震災記録、国会図書館もネット公開へ 3月上旬に 」2013年2月28日
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1602H_X20C13A2CC1000/
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