2013年1月9日水曜日

踏切事故、5年前に比べ倍増 行政評価局、安全対策状況調査へ

 報道によると、東京都や埼玉県内では、昨年度、踏切事故が5年前に比べ倍増していることが、国土交通省関東運輸局(横浜市)のまとめでわかった。
 昨年11月、埼玉県本庄市では、JR高崎線の踏切で、男性(70歳)と、男性を助けようとした女性(60歳)の2人が列車にはねられて、亡くなった。こうした事態をうけて、総務省関東管区行政評価局(さいたま市)は、安全対策の実施状況について、自治体や鉄道事業者を調査することになった。
 
 関東行政評価局は、「踏切に安全な歩道が確保されているかをはじめ、自治体や鉄道事業者による安全対策が十分に実施されているか調べ、問題点を明らかにして事故の再発防止につなげたい」としている。
 今年3月まで調査し、同月中に結果を公表することにしている。

  東京都内や埼玉県内の事故のほとんどは、警報機・遮断機付きの第1種踏切で発生しているという。安全装置は設置されていても、歩道が確保されていなかったり、路面が悪くお年寄りが歩きにくいこともあるかもしれない。

 行政評価局には、自治体や事業者によってどんな安全対策が実施されているか調査して、問題点がないか検討してほしい。そして、事故を減らすため、十分な対策をとるよう、鉄道行政、自治体や鉄道事業者を指導してほしいと思う。

《参考》
「踏切道の安全確保に関する行政評価・監視」 関東管区行政評価局 平成24年12月7日
http://www.soumu.go.jp/main_content/000190459.pdf
《参考記事》
「踏切事故:昨年度、5年前に比べ倍増 行政評価局、安全対策状況調査へ /埼玉」
   毎日新聞 2013年01月07日 地方版【合田月美】
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20130107ddlk11040089000c.html

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