NHKのニュースによると、23日正午過ぎ、東京・足立区の東武伊勢崎線竹ノ塚駅で、60代の男性が下り電車のドアに杖を挟まれ、杖を抜こうとしたはずみで転び、腰の骨を折る大けがをしたそうだ。
電車は杖をドアに挟んだまま、次の駅まで走行した。東武鉄道によると、戸袋に異物を関知するセンサーが作動せず、この電車の車掌は、杖が挟まれたことに気づかず、男性が下がったと思って発車させてしまったという。
東武鉄道は、今後は、電車を発車させる時の安全確認を徹底したいといっているそうだ。
東武鉄道は、「安全・安心への取り組み」(HP)の中で
『「安全対策に終わりはない」ことを常に念頭に置き、決定された安全対策を実施するとともに、…これらにより安全性の高い鉄道会社を目指し変革していくことで、お客様への「安全・安心」を確実なものとする。』と書いている。
また『安全報告書2009』の中でも、ドア挟み事故防止対策として発車時における駅係員や乗務員の安全確認を徹底させるとしている。
竹ノ塚駅は乗降客が多く、1日8万人をこえる。ホームが混んでいると車掌からはドア付近が見えにくく、確認しづらいかもしれない。それならば、確認を確実にするために、駅員をホームに増やすなどしてほしい。
列車発車時の確認は、もっとも、基本的な確認だと思う。まして男性がホームで転んでいるのは、列車最後尾に乗っている車掌も見えただろうと思う。もし倒れているのを見たら、男性の安全を確認することを優先させるべきではないだろうか。
《NHKニュース》
http://www.nhk.or.jp/shutoken/lnews/02.html
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