竹ノ塚の高架化が決まり、10年後には踏切がなくなる。4年前、踏切保安係が誤って遮断機を上げ、踏切を渡っていた通行人らが準急列車に撥ねられ、4名が死傷した。その中に私の母もいた。
23日、足立区は、竹ノ塚駅周辺の再開発と高架化についての住民説明会をひらき、今後の予定について説明した。
高架化のスケジュールとしては、異例の早さだという。完成まで20年かかるといわれている高架化だが、竹ノ塚は事業主体が足立区になったこともあり、地元の長年の願いだった駅周辺再開発に周辺の商店街や自治会が協力的だ。着工は2011年の予定。
それまで、私の父が元気でいてくれるだろうかと気になる。母たちが犠牲になった事故が起きたことで、踏切をまたぐ歩道橋ができたり、鉄道の高架化の計画が急速に進んだ。
もっと早く何とかしてほしかったのに…やる気になれば、こんなに早くできるではないかと、つい恨みがましい言葉もいいたくなる。
《参考記事》
4人死傷事故の東武・竹ノ塚踏切、高架化で廃止へ 2009年6月23日22時49分
4人が死傷する事故が05年3月に起きた東武伊勢崎線竹ノ塚駅踏切(東京都足立区)が高架化で廃止されることになった。都、区、東武鉄道が23日、地元住民向けの説明会で同駅の前後約1.5キロを高架化し、2カ所ある踏切を解消する計画案を示した。都が事業主体となる踏切解消事業は順番待ち状態となっているため、足立区が財政負担増を覚悟で事業主体となって早期着工することになった。早ければ11年度に着工するが、完成までには約10年かかるという。
竹ノ塚駅の踏切はラッシュ時は1時間に約2分しか開かない「開かずの踏切」。05年の事故は、踏切保安係が内規に反して列車接近時のロックを解除して遮断機を上げたことが原因だった。この違反が常態化していたことも明らかになった。
http://www.asahi.com/national/update/0623/TKY200906230413.html
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