国交省道路局の調べによると、全国には踏切が約36000ヶ所残っている。
開かずの踏切では、朝夕のラッシュ時、閉まりかけてから無理に渡ろうとする車が出たり、通行者が急いで渡ろうとして転んだりする事故が起きやすい。そのため、列車を止める非常ボタンや、赤外線センサーが取り付けられてきているが、地方の路線では、今回の踏切のように遮断機のない踏切も多いという。
この諏訪市の踏切では、10年前にも、お年寄りが事故で亡くなっているという。
通学路となっている踏切になぜ、遮断機がなかったのか。特急が頻繁に通る踏切で、児童や住民が通るのだから、遮断機をつけるべきではなかったのかと思う。
市教委は学校関係者や児童に、踏切を注意して渡るよう指示するだけでなく、遮断機の設置など踏切の安全対策をJRや行政に要請すべきではないかと思う。
事故を風化させず、二人の尊い命を無駄にしないため、関係する事業者や機関は再発防止に取り組んでほしい。
(なお、このブログ記事は再録です)
《ニュース記事》
連休中の5月4日、諏訪市のJR中央線東線の踏切で、部活動から帰宅途中の中学生が列車に撥ねられ亡くなった。警報音はしていたが遮断機はなかったそうだ。
連休明けの7日、市教育委員会は市内の小中学校に、事故の再発防止に努めるよう指示、これを受けて各学校では、生徒に踏切を渡るときは左右を確認して渡り、警報音が鳴っているときは絶対に踏切に入らないよう指導した。
長野日報http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=10641
【参考】国交省道路局「踏切の現状と対策」
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/fumikiri/fu_index.html
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