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2015年5月13日水曜日

お年寄りが亡くなった踏切~兵庫県川西市絹延橋第1踏切

 2013年11月21日午後4時半ころ、兵庫県川西市にある絹延橋第1踏切で、杖をつきながら踏切を渡っていた高齢の女性が、渡りきらないうちに遮断機が下り、踏切内に取り残され、電車に撥ねられて亡くなった。女性は遮断機が下りたので、あわてたようすで、転んでしまった。そこへ、川西能勢口発妙見行き普通電車が来たという。

 絹延橋駅は、能勢電鉄川西能勢口駅から、一つ目にある。この駅の南側に絹延橋第1踏切がある。幅は約8m、長さは8mくらいだろうか。電車の来た方は、カーブしており、電車の運転士が女性に気がついたのは踏切の手前30mくらいで、非常ブレーキをかけたが間に合わなかったということだ。また、踏切が開くのをまっていた車の運転手は、女性を助けようとしたが間に合わなかったという。

 

絹延橋駅改札口を出ると、右手に絹延橋第1踏切があった。電車の来た方角
川西能勢口方面は、右にカーブしていた。       2015年4月19日撮影

 踏切はカーブの途中にある。そのため、線路の外側が高くなっている。踏切道内は起伏ができていて、決して長い踏切ではないが、歩きにくい。足の悪いお年寄りだったら、歩くのが遅くなる。

 鉄道に関係する人は、電車が高速で走るには線路の外側を高くする必要があるという。しかし、踏切を通行しなくてはならない人にとっては、そういう構造の問題が、命取りにもなるということを、忘れないでほしい。
 構造上の問題は解決が難しいというが、急なカーブでは速度を落とせばよいのではないだろうか?そうすれば、線路の外側を高くしなくてもよいのではないだろうか?
急なカーブであっても高速で通過しようと思わないで、踏切を日々通行する人のことも考慮して、構造上の問題も解決してほしい。

 最後になりましたが、亡くなられた女性のご冥福を祈ります。


絹延橋第1踏切の右手、川西能勢口方面から普通電車が来た。
駅は左手にある。                     2015年4月19日撮影
<参考>拙ブログでは、以下で取り上げた
「杖をついた女性、踏切渡り切れず~兵庫県能勢電鉄の踏切 」2013年11月23日
http://tomosibi.blogspot.jp/2013/11/blog-post_23.html

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