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2012年2月19日日曜日

ライターによる火災、幼い子が犠牲に

2月14日、東京都板橋区で、幼い女の子が住宅の火災で亡くなった。警視庁は、死因は二人とも、一酸化炭素中毒とみている。

火事が起きた時、母親は二人を残して買い物に出かけて不在だった。高島署によると、3階の居間のこたつ付近が激しく焼けており、付近にライターが落ちていたという。落ちていたライターは、子どもの火遊びを防止するための機能がついていない子どもでも点火が簡単にできる旧型のものだったという。

高島署はライターの火遊びが火事につながった可能性があるとみて、調査をしている。しかし、子どもが使いにくくした「CR(チャイルドレジスタンス)」機能のない使い捨てライターは、昨年9月から販売が禁止されている。

東京消防庁によると、2006年から2010年に、12歳以下の子どもによる火遊びの火災は328件あり、7人が死亡、125人がけがをした。火事の原因の7割がライターを使ったものだったことから、子どもが点火しにくいライターを販売するよう求められ、昨年使い捨てライターは販売規制されたばかりだった。

旧式のライターが回収されずにまだ販売されているのだろうか?そうであるならば、ライターを製造販売する業者は回収する方法を早く検討して回収してほしい。また、家庭でも、古い型のライターが残っていないか調べ、あれば処分する、また新しい型であってもライターを子どもの手の届かないところにおくこと、子どもに火遊びが危険であることを教えるなど、大人は幼い子どもを守る努力をしてほしい。
《参考》
拙ブログでは、以下で取り上げました
「ライター火災、消費者庁などが全国調査実施 」2010年4月4日
http://tomosibi.blogspot.com/2010/04/blog-post_04.html

(独)製品評価技術基盤機構は、子どものライターなどの事故について注意喚起している。
「子どもによるライター等の事故の防止について(注意喚起) 」2011年9月22日
http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs110922.html

《参考記事》
「死亡は幼い姉妹 火元近くにライター 東京・板橋の火災」朝日新聞2012年2月15日11時49分
http://www.asahi.com/national/update/0215/TKY201202150151.html

「CR機能なしライター きょうから販売規制 園児に絵本で呼び掛け」 東京新聞2011年9月27日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110927/CK2011092702000029.html

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