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2010年7月18日日曜日

鹿児島市JR指宿枕崎線の踏切で事故~警報機・遮断機のない踏切

 7月16日午後6時15分ころ、鹿児島市坂之上7丁目のJR指宿枕崎線の向原第2踏切を、自転車で横断していた小学5年生が列車に撥ねられて亡くなった。
 夏休みを前にして家族で楽しい計画も予定していたかもしれない。突然、息子を亡くされたご両親に心からお悔やみを申し上げるとともに、亡くなったお子さんのご冥福をお祈りしたいと思う。
 
 報道によると、踏切は警報機や遮断機のない踏切で、歩行者や自転車しか通行できない。小学生は列車の進行方向に対して左側から自転車に乗って入り、列車の右前部と衝突したという。
 列車の運転士は「急ブレーキをかけ、警笛を鳴らしたが間に合わなかった」と話しているそうだ。

 地図を見ると、現場は坂之上駅と五位野駅のほぼ中間で、国道225号沿いにある。付近には住宅や商業施設があり、付近の住民も踏切の危険を感じていたという。
 地図を見ると線路はまっすぐだが、直線だと列車がどの程度まで近付いているのかわかりにくいことがある。まして夕方ともなると、小学生には距離感がわかりにくかったかもしれないと思う。
 警察や学校など周囲の大人は、子供に列車がどのあたりまで来ていると踏切を渡りきれないから危ないと具体的に教えることが必要なのに、ただ「踏切は注意して渡れ」という指導や注意だけで終わらせていないだろうか。

 注意を促すだけでなく、何よりも住民や子供たちが安心して踏切を渡れるよう、事業者には踏切安全設備を設置してほしい。また、道路管理者には、路面が悪くないかどうか点検して踏切道を整備してほしい。

《参考記事》
列車にはねられ小5男児死亡/鹿児島市のJR指宿枕崎線 (2010 07/17 06:30、南日本新聞)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=25254

列車にはねられ小学生死亡 不安高まる    [07/17 19:03](mbcニュース)
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=00175244_20100717

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