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2010年3月9日火曜日

日比谷線脱線衝突事故から10年

 2000年3月8日、乗客5人が亡くなり、64人が負傷した営団地下鉄(現在は東京メトロ)日比谷線脱線衝突事故から、10年がたった。事故から1年後、東京都目黒区の事故現場の線路わきには、慰霊碑が建てられた。

 事故は3月8日午前9時1分ころ発生。下り電車の最後尾車両が中目黒駅近くのカーブで脱線し、対向の上り電車の5、6両目と衝突した。
 事故について、当時の運輸省鉄道事故調査検討会は、車輪にかかる荷重のアンバランスなど複数の要因が重なり、車輪がレールに乗り上げて脱線したとする報告書をまとめ、鉄道事業者に安全対策を指示した。
 
 遺族は、取材に対して、事故を「忘れないでほしい」と話している。私たちは、いつも列車が安全に目的地に向かって走っていくと信じて乗車する。その信頼を裏切らないよう、 鉄道事業に関わる方々には、事故を忘れることなく、安全な輸送を最優先に、日々の業務に取り組んでほしいと思う。


左の写真は、日比谷線脱線衝突事故の慰霊碑。

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