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2010年2月17日水曜日

電源コード断線による事故を防ぐ

 9日、(独)製品評価技術基盤機構(NITE)は、電源コード断線による事故の防止について、記者説明会を行った。

 それによると、製品安全センターに通知された製品事故情報のうち、平成16年度~20年度に発生した電源コード断線によるやけど、出火などの事故は、重複などをのぞくと、185件、平成21年4~12月では36件、この3ヶ月間(10~12月)では12件発生しているという。

 これら製品の内訳は、「ヘアドライヤー(ヘアアイロンを含む)」61件、「電気こたつ」31件、「電気掃除機」25件、「電気あんか」23件、「電気毛布」16件、その他29件。

 電源コードは、火源や熱を発する部分でないために、見た目では危険がわかりにくい部分で、死亡事故が5件、1室以上が火災となった事故も23件発生しているという。
 
 電源コードは、ほとんどの電気製品にあるもの。電源コードを、繰り返し無理に曲げたり、ねじる、強い力で踏みつける、また挟み込んだり、束ねたり、引っ張る、巻き付けるなど使用方法によっては、断線がおき、大きな火災事故に至ることがあるという。
 テレビニュースでは、断線した電源コードが布団の上などにおかれていると、火花が布団をこがし、火災を起こした事例を映していた。NITEでは、使う側で対処すれば防げる事故も多いので、電源コードを正しく安全に使用してほしいと注意を呼びかけている。

(詳細は)
「電源コード断線による事故の防止について(注意喚起)」
http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs100209.pdf

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