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2009年11月18日水曜日

JR西日本、調査報告書漏洩問題で最終報告書

 18日、JR西日本の佐々木隆之社長は、福知山線脱線事故調査報告書漏洩などの問題を検証した最終報告書を、前原国土交通相に提出した。この委員会は、JR西が前原国交相の改善命令を受けて設置した「コンプライアンス特別委員会」。約1ヵ月にわたり、歴代幹部や現職役員ら68人と面談するなどして調査、報告書をまとめた。
 
 報道によれば、最終報告書は漏洩問題の原因を「組織防衛優先の企業風土」にあったとしているという。井手正敬元会長(74)が作り上げた経営体質について「独善的で『上にもの申さぬ文化』をつくり、技術軽視も進んだ」とも批判。

 JR西は、漏洩問題に関わった幹部や役員35名を減給などの処分にした。再発防止策として、取締役会の諮問機関として、「企業倫理委員会」を設置するとしている。

 また前原国交相は、現運輸安全委員会の委員で、JR西と接触していた2名の委員には、辞職してもらうとの意向を示した。

 
 公共交通を担うJR西日本には、今回の特別委員会の意見を尊重して、多くの人命を預かる企業として安全を最優先に考える企業風土をつくっていってほしい。

《参考記事》
組織防衛優先と非難 JR西有識者委が最終報告  2009/11/18 23:09 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111801000808.html
報告書の詳しい内容については
JR西日本漏えい問題報告書詳報 2009/11/18 22:31 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111801000996.html

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