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2010年1月27日水曜日

シャープ両開き冷蔵庫でドアが落下、けが

 26日、消費者庁によると、シャープが製造した左右どちらでも開けられるタイプの冷蔵庫の中に、使用中にドアがはずれて足の上に落ち、大けがをする事故が起きていたことがわかった。シャープは、同じような事故が起きるおそれがあるとして、約97万台を無償で点検したり、部品を交換することにした。
 
 冷蔵庫は置く場所によって、冷蔵庫の扉が左右どちらに開くタイプか決めなくてはならない。しかし、両開き冷蔵庫だと、置く場所を変えられるので、便利だと思っていたが、使い方によっては、扉の軸となる部分に衝撃が加わり、樹脂製の部分が壊れて扉が外れることがわかった。
                                      
 リコールされるのは、シャープ(本社大阪)が、平成8年から平成13年にかけて製造した両開きタイプの冷蔵庫のうち、SJ-WA35Cなど48機種、97万台余り。これらの冷蔵庫については、使用中に扉が外れてけがをする事故が4件報告されているという。
 
 去年6月に茨城県であった事故では、外れた扉が足の上に落下し、女性が骨を折る大けがをしたということ。原因を調べたところ、ドアと冷蔵室の間にものが挟まった状態で開け閉めを繰り返した場合、まれにドアの部品が壊れ、ドアが外れるおそれがあることがわかった。このためシャープは、同じような構造を持つ冷蔵庫をリコールし、無償で点検を行い、強度を高めた部品に交換をすることに決めた。

消費者庁HP2010年1月27日
「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について」
6.特記事項
(1)シャープ株式会社が製造した電気冷蔵庫(管理番号A200900291)
ttp://www.caa.go.jp/safety/pdf/100126kouhyou_1.pdf

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