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2009年10月7日水曜日

リニア実験線延長工事で、水源枯渇

 東京・大阪間を約1時間で結ぼうというリニア中央新幹線構想は、2025年に東京と名古屋を結ぶ路線を開通させることを目標に、今、ルートの検討や地質調査などが行われている。

 そんな中、実験線の延長工事で、地元の簡易水道の水源が枯渇していたことがわかった。(以下の記事参照)

 今、リニア新幹線の最短ルートとしては南アルプスを貫通するルートが有力だが、南アルプスは3000メートル級の山々が並び、地層が複雑だといわれる。
 
 東側には糸魚川静岡構造線、西側には中央構造線がある。南アルプスは海が隆起してできた山脈で、隆起は現在も続いているという。ところどころに亀裂が走り、崩壊も起こるなど、地質が不安定な面もあり、トンネルを掘削すれば、大量の湧水、崩落・変形などがあるかもしれないという。
 
 今回のような帯水層を壊してしまう事態は、直接今後の工事と関係があるわけではない。しかし、南アルプスを貫通するリニア新幹線の工事は、南アルプスの手つかずの自然を破壊することにならないかと想像され、気になる。

《参考記事》 
リニア工事で水源枯渇 笛吹・御坂 生活・農業用水の地層を誤掘削  2009年10月06日(火)
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/10/06/1.html

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