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2009年9月12日土曜日

大阪空港で誤進入対策

 大阪空港では、主にプロペラ機が発着するA滑走路を、並走するB滑走路を離着陸する大型ジェットなどすべての航空機が横切る構造になっている。そのため、2007年9月以降、ジェット機などがターミナルからB滑走路に出る際、誤ってA滑走路に進入してしまうトラブルが相次いだ。

 今年7月23日には、JALエクスプレス機が管制の許可を得ないまま、A滑走路に誤って進入し、着陸予定機と衝突しかねない危険を招いていた。
 翌日、金子国交省大臣が、記者会見で「(伊丹空港の構造上の問題に対する)安全措置、安全機器、言ってみれば信号機を検討しておりましたけれども、できるだけ早く設置をしたいと思っています。」と述べ、国交省では、安全対策の検討をはじめた。
 
 検討の結果、誘導路から滑走路に入る手前で、注意を促すため、「stop」と黄色で大きく表示することになった。また、管制用語も聞き間違えないように工夫する。

 11年度中には、パイロットが管制の指示を聞き間違えても、誤って進入しないよう、航空機の位置を機械が認識して危険を知らせるシステムも整備されるそうだ。

《参考記事》
滑走路手前に「STOP」塗装 大阪空港で誤進入対策 2009年9月11日3時2分
http://www.asahi.com/national/update/0911/TKY200909100414.html

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